日本最大の経済圏である「楽天経済圏」ですが、以下のような疑問を持っている人も多いかと思います。
- そもそも楽天経済圏って何?
- どんなメリットがあるの?
- デメリットとか注意点もあったら教えて欲しい
楽天経済圏は、生活における様々なサービスを楽天にまとめることができ、ポイントも集中して貯めることができるので、ポイ活をしたい人には是非とも利用したいサービス。
貯めたポイントはネットや街中で使うことはもちろん、楽天のサービスに対してもポイントで支払うことができます。
本記事では、楽天経済圏のメリットやデメリット、注意点について解説したいと思います。
楽天経済圏について知りたいという方は、ぜひご覧ください。
楽天経済圏とは?
楽天経済圏とは、日常生活で使うサービスを楽天グループのサービスをメインにすることで、ポイントをお得に貯めたり使ったりすることができるシステムのことです。
例えば以下のような感じです。
- 楽天カードを利用して楽天市場で買い物をする
- 楽天カードの支払いは楽天銀行から引き落とす
- スマホは楽天モバイルを利用する
- 街中の支払いはキャッシュレス決済アプリの楽天Payを使う
- 旅行に行くときは楽天トラベルで予約する
- 本は楽天ブックスで買う
- ふるさと納税をするときは楽天ふるさと納税を使う
他にも「楽天証券」、フリマアプリの「ラクマ」、インターネットサービスの「楽天ひかり」など、楽天グループには数多くのサービスがあります。
楽天グループのサービスを使うことで、楽天ポイントを貯めたり使ったりできるので、お得かつ便利に利用することができます。
そして、ポイント還元のサービスが充実しているので、とにかくポイントがザクザクたまります。
楽天経済圏のメリット
楽天経済圏のメリットを紹介します。
ポイントがためやすい
なんといっても、楽天経済圏のメリットはポイントが大量に貯まることです。
楽天のサービスを利用することでSPUポイントが上がるため、買い物をするだけで自動的にSPU倍率のポイントが還元されます。

さらに、楽天スーパーセールやお買い物マラソンと同時に、ショップ限定ポイント10倍などを合わせると、ポイント30倍還元で買い物ができたりすることも。
とにかくポイント還元率が半端ないので、うまく利用することでガンガンポイントを貯めることができます。
ポイントが現金同様に使える
楽天ポイントは現金同様に使えるので、ポイントの使いやすさは抜群です。
楽天ペイを利用すれば、ファミレスやコンビニなど普段の買い物を楽天ポイントで支払うことができますし、楽天トラベルを使えば旅行代までポイントで支払うことができます。
その他にもポイントで投資信託を購入することができます。
実際に私も、毎月たまった楽天ポイントは投資信託に回していて、現在こんな感じで運用しています。

毎月購入できる量はそれほど多くありませんが、3年ぐらいかけてこのくらいになりました。銀行に預けるより余裕で増えていますね。
このように、貯めたポイントは現金同様に使えるためとても使い勝手がいいです。
各種サービスの管理が簡単
楽天にはたくさんのサービスがありますが、すべて楽天会員IDで紐づいているので管理が簡単です。
例えば、以下のようなサービスはすべて同じ会員IDで利用できます。
- 楽天市場
- 楽天トラベルで旅行の予約
- 楽天ビューティーで美容院の予約
それぞれのサービスごとにログイン情報を作成する必要がなく、楽天会員IDですべて管理できます。
日常生活で利用するサービスを楽天に集約することで、余計な手間を省くことができます。
楽天経済圏のデメリット
楽天経済圏のデメリットを紹介します。
期間限定ポイントを使うのに焦る
楽天ポイントは、通常ポイントと期間限定ポイントに分かれます。
期間限定ポイントは、使える期限が決まっているため、早く使わないと失効してしまうことになります。
使う予定がない場合は失効の恐れがあるため、「無理矢理ポイントを使わなくてはいけない」なんてことにもなってしまいます。
期間限定ポイントをうまく利用していかないと、全然お得にならないという可能性もあります。
SPU対象サービスの改悪が続いている
SPU対象のサービスが、次々と改悪されているのもデメリットです。
2023年9月の時点では、楽天市場アプリの利用が対象外となります。

条件が改悪されたり、SPUの対象から外れたりするので、せっかくポイントアップのためにサービスを使っているのに「いつのまにかお得にならなくなってしまった」なんてこともあります。
例えば、「楽天でんき」がSPUの対象だったのでに加入したのですが、現在ではSPU対象外となっています。
ポイント倍率が上がるメリットがあるから楽天でんきを利用したのに、ポイント対象外になってしまっては全く意味がありません。
また、SPU以外にも「お買い物マラソン」のポイント獲得上限が10,000ポイントから7,000ポイントに下がっています。
2023年10月開催のお買い物マラソンでは、上限が5,000ポイントになっています。
このように、ポイントに関する改悪が続いているのが現状です。
楽天経済圏の注意点
楽天経済圏に浸かるときの注意点を解説します。
Amazonと比較して購入すること
楽天経済圏に入ると、ポイント還元率が大きくアップします。
しかし、楽天ポイントを加味してもAmazonのほうが安い場合もあります。
何も考えずに楽天市場で買い物をすると「実は損をしていた」なんてことにもなってしまいます。
「ポイント還元率が高いから」と安易に楽天市場で買うものをすると決めるのではなく、Amazonの価格と比較をすることをおすすめします。
キャンペーンやクーポンは忘れずに
楽天市場では、「セール」「ポイント還元のキャンペーン」「割引クーポンの配布」などを頻繁に行っています。
買い物のタイミングでは必ず参加するようにしましょう。
こういったキャンペーンにしっかり参加することで、年間の獲得ポイントも大きく変わってきます。
楽天の経営状況が悪い
ここ最近、楽天グループの経営状況を不安視する声が多くなってきています。
というのも、楽天モバイルの大赤字が続いているため、このままでは危ないのではないかと言われているからです。
これから先も大赤字が続いていくようであれば、赤字を補填するために更なる改悪もあるかもしれません。
最悪の場合、楽天経済圏の崩壊が始まる可能性もゼロではないかと思います。
楽天経済圏への入り方
楽天経済圏といっても、さまざまなサービスが提供されています。
とくに重要になってくるのが、SPU対象となるサービスに入るかどうか。SPU倍率が上がれば上がるほど、楽天市場での買い物がお得になります。
そこで、SPUアップのためのおすすめサービスを紹介します。
- 楽天カード(+2倍)
- 楽天銀行+楽天カード(+1倍)
- 楽天モバイル(+1倍)
- 楽天証券(+1倍)
- 楽天ひかり(+1倍)
上記のサービスを利用すれば、ベースとなる「楽天会員+1倍」と合わせて、ポイント+7.5倍になります。
楽天経済圏の始め方については、【楽天経済圏の始め方】順番やポイントを貯める方法・注意点を徹底解説!を参考にしてみてください。
まとめ
楽天経済圏のメリット・デメリットと、楽天経済圏への入り方を解説してきました。
ポイント倍率が高いからといって、楽天市場から無理して買わないこともコツになってきます。
その上で、SPU倍率をできるだけ上げておくことが、楽天経済圏のメリットを最大現に発揮させるポイントです。
楽天経済圏に入れば、楽天ポイントをたくさんためることができるので、
- コンビニのちょっとした買い物はポイントで
- ポイントをたくさんためて旅行代をタダに
といったこともできます。
楽天グループの経営状況は心配ですが、現状まだまだポイントを貯めやすい状況です。
楽天経済圏をうまく使いこなしましょう。